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教育活動 

専修学校専門課程における教育実践と学生支援 

―職業と実際生活に必要な能力の育成―

専門科目指導と進路指導・学生相談

本務校では、キャリア教育・就職指導を担当しています。​

​学習活動によるキャリア形成への影響について検討しながら、学習活動を通じた生活支援の実践に取り組んでいます。

進路指導の基本のキは、学習の方法と技能体得とし、学習環境、学習方法にアプローチをしています。また、ライフキャリアに焦点を当て、生活習慣、生活課題、コミュニケーション、多様性にも向き合い、自己と他者と社会の探求も意識しながら指導実践をしています。

主な担当科目

 キャリアデザイン

 *福祉系科目は、2020年度をもって科目閉講しました。

  (過去の担当科目:社会福祉概論、福祉教養、メンタルヘルス論、医療機関実習前後指導)

キャリアサポート課外授業の企画・運営、実施

 進路ガイダンス、スキルアップ・キャリアデザイン講座、身だしなみ講座、就職活動実践演習

 *求人広告業および小売業(衣服)、美容業でLABに賛同していただいている企業様からの助言指導を

  賜り、実生活に取り入れられる知識教養としての学習活動も取り入れています。

担当学生の指導の工夫

学生の自立に向けた学習活動の実践に取り組んでいます。

学生の状況に応じて助言指導がアできるようにオフィスアワー制を導入し、手間をかける教育を意識しています。オフィスアワーを「おはなしタイム(予約制)」「ゆとりタイム(予約不要)」「総合学習(グループ学習:予約不要)」に分類し、気軽に来やすい空間づくりに努めています。

学生相談室相談員の兼担(2018年度、2019年度)

専修学校専門課程における学修支援と教育方法の検討 

―学生の自発的な学習とキャリア形成の支援を目標に―

パラゼミ 「学びたい!それを大切にする学習空間!!」

進路指導の在り方検討と学修支援を目的に、キャリアデザインゼミとして正課外活動に取り組んでいます。進路指導教員による進路指導と教員の専門分野を統合し、実践型学習の場をオフィスアワーに設定しています。

​最大のねらいは、学習活動を通じて汎用性のある知識や技術を習得し、自己の意思決定力と状況に応じた判断、行動をとることができる人材を育成することです。職業社会での活躍と心身ともに健康に過ごし続けられるように知・徳・体の調和がとれる人材の育成、卒業後も勉強し続けることができる人材の育成を目指しています。

特別補講内容は、教え子がつくり上げた活動を基に指導を展開し、学生たちの主体性に任せてその年度のニーズにあわせて決定します。学びたいという気持ちを大切にし、学生が抱えるさまざまな課題に対応する居場所づくりも意識しながら取り組んでいます。学生たちから求められる限りは続けていきます!

 

学習内容

★他人の考えを基にものの見方や考え方を広げる/知識を広げる

 情報収集、読解練習、情報整理、知の共有(レポート作成、口頭発表)、議論の方法

★学びあう空間をつくる/組織に慣れる/理論を活用する体験

 生活体験、自然体験、コミュニケーション、人間関係、企画・運営、管理

★キャリアデザイン

​ 体験からキャリアを考える

 

history

「授業以外でもキャリアについて見つめるためのきっかけが欲しい!」と申し出てきた複数名の学生を集め、オフィスアワーに協同学習を取り入れたことがきっかけ。学生の想いを本気で受け止め、進路指導の体験型学習として指導を展開しつつ、学生たちの意欲と関心を無駄にせずに、学習への価値と豊かさを創造しながらの学びの空間づくりを始めました。

その中で、ゼミもサークル制度もない環境で不平不満を溢す学生たちに対して「ないことに不平不満を言うよりも、ないなら創り出せばよい」という精神で助言すると、いつの間にか学生が主体的に学習の機会をつくりだし、自主ゼミとして非公認で非公式の継続的な学習活動を始めるようになりました。

ここからが大変なこと。指導法の検討として取り組み始めた流れが、第1期生が自分たちで作り上げた学びの機会を継承したいという思いにまで発展し、学生同士で受け継がれて2期生も誕生しました。いつの間にか、学校で学んでいるあらゆることをベースにしながら学生たちの学習テーマにあわせた指導時間として定着ました。

学生たちは、来る者拒まず去る者追わず。学校での居場所としての機能も果たす場所を、学生の学生による学生のための活動として展開していき、いまのパラゼミが出来上がりました。

今後の行方はいかに、、、。

 

ゼミのキーワード

キャリアデザイン、メンタルヘルス、体験活動、コミュニケーション、人間関係、ヒューマンスキル、アカデミックスキル、マネジメント、進路活動実践、好きなこと、楽しいこと

ゼミ長

 2018年度ゼミ長 安部菜月

 2019年度ゼミ長 松本康暉、藤岡峻平

 

 

 

 

 

 

医療事務専門職養成のカリキュラム検討 ※2021年3月終了

医療事務職専門職の価値創出と技術習得、人間的成長を目指したカリキュラム編成、実習事前・事後指導のあり方を検討しています。専門的知識、技術のみでなく幅広い視点を持ち合わせたホスピタリティ・マインドあふれる専門職養成になるよう、実習生を送り出す教育機関が指導すべきこと、学生の学習ニーズと職業の受け入れ先の求める人材像、実習受入機関と教育機関の連携に着目し、職業意識を高めた自立に向けての学習活動に取り組んでいます。

​また、福祉領域の学習を実生活に生かすことができる学習としても捉え、間接的な学生支援としての機能も果たすことができるかを検討しています。

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専修学校専門課程における学習活動と評価法の検討 

―キャリア教育とメンタルヘルス教育の統合に向けたカリキュラムデザインー

Google classroomを活用した学修支援の検討    ※2021年3月終了

本務校においてGoogleアカウントが活用されていたことから、2016年より学生との情報共有や主体的なグループ学習の方法を検討するべくGoogle classroomの活用を始めました。学生の授業外における自発的な学習を促進し、いかにしてグループ学習に発展させるか、それをどのように科目の学習に導入していくかを検討してきました。

他校、他分野の教員からの助言も参考に、より幅広い視点で学修支援の方法を模索しています。​

専修学校専門課程における初年次教育のあり方の検討   

科目の学習や進路活動に必要とされる汎用的能力の習得に向けた教育実践の方法を検討しています。

キャリア教育の実践研究に使用される心理尺度を活用し、学生たち状況を確認しながら授業外における自発的な学習を促進、正課外のグループ活動を通じた自己評価活動に発展できるよう、自己の確立に着目した専修学校教育の在り方検討に取り組み始めました。

スクールリーダーシップ開発を専攻する教員をはじめとした他分野の教員の助言を受けながら、社会福祉の視点からの学修支援方法と教育課程の在り方を模索しています。

保育士国家試験受験指導と保育者養成 

ー国家試験受験対策をいかにして専門職としての資質向上につなげることができるのかー

保育士国家試験の受験対策

兼務校では、保育士国家試験受験対策の基礎講座、総復習講座を担当しています。

受講生は、現役で保育補助者として勤務している方が多く、ほとんどの場合が法人からの支援を受けて保育士取得を目指しています。

国家試験に求められる知識の提供だけでなく、知識を現場で活用できるように専門職としてのマインドにも働きかける授業を心がけています。

担当科目

 福祉系科目:社会福祉、子ども家庭福祉、社会的養護

 教育系科目:教育原理

社会貢献活動

青少年交流活動と生涯学習の支援

パラゼミOB会(パラゼミsenior) 

パラゼミ参加者が学校を卒業しても親睦を深め、生涯学習を目的にしたグループとして、2020年4月からパラゼミOBが独自の活動しています。メンバーからの提案(勉強したいこと、体験したいこと等の提案)によりプロジェクト制で活動を展開していくことになりました。

社会貢献活動として活動を続けたいというメンバーを中心に、同世代が学校以外の場でも学ぶことができるグループ(複数校の教員と連携したインターカレッジゼミナール)に発展させることも構想中の様子です。

NORI's LABとしては、こうした学生たちの想いを出来る限りサポートしていきたいと考えています。

できることを、できるときに、できることだけ!の精神で、活動を継続しようとする教え子を見守り、就職後の変化を参与観察しながら、プロジェクト運営に対する助言、学習項目等への助言指導と生涯学習の機会の提供を行っていきます。

活動代表者

 グループリーダー 松村修斗(2019年度生)

自殺予防教育の普及・啓発と授業方法の研究

いわて・シルバー先生のこころといのちの教育研究会

(旧名称:いわて・シルバー先生のこころといのちに関する教育を考える会)  ※2016年終了、解散

この団体の前身は、岩手医科大学医学部神経精神科学講座内いわて自死遺族支援モデル事業事務局による、学校における自殺予防教育の検討の検討会「シルバー先生のこころといのちの啓発事業検討委員会」です。

事業終了に伴い、シルバー先生養成講座(市民講座)に参加された岩手県退職教諭を中心に事業継承し、任意団体として8年間活動を行いました。

退職教諭をはじめとし、教育、福祉、医療の専門家、市民ボランティアなど総勢21名で、いわていきいき支援財団(旧名称:岩手県長寿社会振興財団)助成事業として岩手県下の学校を中心に自殺予防教育の普及啓発、授業支援を展開しました。

生徒たちが将来に向けてこころといのちの大切さを考え、様々な困難に突き当たったときに自ら命を縮めることを選択しなくてもよいように自殺予防教育を行うことが最大のテーマです。

将来的には小学校から高校に至るまでの体制作りへの貢献を目標とし、各学校の担当教員との打ち合わせを密にして、生徒たちの実態を把握しながら活動を行いました。子どもの自殺から社会の構造、ソーシャルスキル、人間関係、家庭問題まで幅広い学習テーマに対応するため、各メンバーの専門分野からチームでアプローチしてきたことが特徴的です。

併せて、退職教員の生きがい活動と指導技術の提供を目的として活動しました。

時期

  2009(H21)年4月~2016(H28)年3月

団体代表者 

  代表 柴田利一(退職教諭/元公立学校教頭) 副代表 藤原匡宣 

事務局 

  鈴木淑子(退職教諭/岩手県退職養護教諭会会長) 畠山幸枝(退職養護教諭)

主な事業内容

  岩手県下の学校を中心にした自殺予防教育の普及啓発、授業支援

  指導法研究、モデル授業の展開

  特別授業、講演会の企画・運営、講師派遣 など

   >>>>>運営関連資料は、資料室のページからご確認ください。

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